口腔がん検診
口腔がんについて
日本国内でも口腔がんの患者数は増加傾向にあります。
がん全体から見れば口腔がんの比率はかなり低いのは変わりませんが、患者数が増えるにつれて死亡者数も増え続けているのが現状です。
初期段階で口腔がんを発見しすぐに治療を始めれば、十分に回復させられる可能性はありますし、後遺症もほとんど残らないケースが多いです。ただ、運悪く進行してしまって手術が避けられなくなった際には、顎の骨や舌を切る必要があったり、顔の形がやや変わってしまったりして、それにより日常のさまざまな動作(息をする・話す・食べる・飲む)すら難しく感じるようになり、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が下がってしまうことがあります。
定期的に検査を受けることで、口腔がんの早期発見が可能になります。いつも普通にできていた動作がしづらくなって大変な思いをするようなことにならないためにも、積極的に検査を受けましょう。
口腔がん早期発見チェックシート
- 1日にタバコを40本以上吸う
- 毎日、日本酒3合以上飲む
- 口内炎が2週間以上治らない
- 抜歯した傷が治らない
- 噛んだ傷が治らない
- 入れ歯が当たってできた傷が治らない
- 最近、歯が浮くような感じがする
- 白っぽいできものがある
- 赤くただれている
- かたいシコリにふれる
- 舌が動かなくなった
- 口が開きにくくなった
- 下唇や舌がしびれる
口腔がんの検査
「もしかしてそれ、口腔がん?」
なかなか治らない口内炎など、お口の中で気になるところはありませんか?
2週間以上経っても症状が治らない場合、口腔がんの恐れがあります。
口腔がんは早期発見が大切です。
当院では、口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」を導入し、口腔がんの早期発見に取り組んでいます。
最低でも年に1回は「口腔がん検診」を受診しましょう!
口腔がん検診費用は「無料」です!
定期検診時や治療時に疑わしい所見がございましたら、口腔内蛍光観察装置を使用して検査を行います。
また、初めて受診していただく患者様も「無料」です。
口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」
口腔がん・口腔内検診システム機能を搭載した口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」での検査はとても簡単です。
およそ5分間、お口の中にLEDの光をあてて何か異常がないか観察するだけです。
必要に応じてお口の中を写真撮影することもありますが、患者様が痛みを感じることはほぼありませんので、安心して検診を受けていただけます。
口腔がん検診の流れ
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Step01問診票の記入
普段の暮らしかた・ライフスタイルについて詳しく記入をお願いします。その中で口腔がんになる要素の有無を確認します。
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Step02視診・触診・写真撮影
患者様のお口の中を実際に見て異常がないかを確認する「視診」、ゴム手袋をつけてお口の中を触り、不自然に盛り上がっているところやしこりなどができていないかをチェックする「触診」を行います。
もし気にかかる部分があれば、お口の中の写真をお撮りします。 -
Step03ORALOOK(オーラルック)を使った観察・写真撮影
さらに異常がないかより詳しく調べるために、口腔内蛍光観察装置「ORALOOK」でお口の中をLEDの光で照らし、しっかりと観察します。
そして「ORALOOK」の撮影機能を使ってお口の中の写真をお撮りします。 -
Step04検査結果をもとにカウンセリング
患者様に今のお口の中の状態を報告し、今後についてのカウンセリングを行います。
もし治療が必要でしたら、その内容を詳しくご説明した上で進めていきます。